第19回姫路お刀同好会を開催しました。
「マズったな~」と思ったのは、会場を押さえた直後、「大刀剣市」と日程が被っているのを知ったこと。行きたかったなぁ。
そしてさらに、何人か参加表明してくださっていたお初の方が、直前になり次々と事情があると参加を辞退され、今回の初心者さんは一人となりました。
初心者さん
ちょっと寂しい会にはなってしまいましたが、教える立場としては変わりありません。
手取り足取り、キッチリ教えます。
実はこの方、既に現代刀を一本保持してらしたので、刃物の扱いとしては安心感がありました。あとは、支部にいる平気でバイオリン弾くような、目のない老人にならないように、変な癖をつけないようにします。
…とか言いながらこの写真観てたら、親指が袱紗の上に出てますね。こりゃあかん。良い子はマネしないでください。
経験者さん
兵庫支部に参加している経験者さんに、1本の刀をチームで当てていただくゲーム。
超有名工を出したのですが、残念ながら当たり・同然は出ませんでした。
…一回観せた刀なんだけどなぁ。
しかし姿の捉え方、時代の捉え方などはおおむね良好で、皆さんの進歩を感じましたね。
光悦や宗達、岩佐又兵衛といった、前時代を破壊する天才たちが爆発した、そんな時代の刀でした。
刀を学ぶことは、歴史を学ぶことだとつくづく思います。
美術史は日本史から絶対自由になれないし、美しさのパラダイムシフトは、その時歴史がどう動いたかでも決まってきます。
すこし持論を展開しながら解説したのですが、皆さま理解してくださったでしょうか。
さて次は第20回となります。
何かスペシャルなことができるといいな…。そんなことをつらつら考えながら、まず会場を押さえることから始めなきゃですね。来年は大刀剣市絶対行くからな!!
令和4年11月21日
姫路お刀同好会 代表 廣瀬智史
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