刀の鑑賞について
- 智史 廣瀬
- 7月2日
- 読了時間: 2分
更新日:7月16日

刀の基本的な鑑賞法は、所謂「鑑定会」という、ナカゴ(手に持つところ)を隠して、刀の個銘(作者)を当てるゲームが一般的です。
僕も支部に入り、このゲームから開始しました。
最初は何も分かりませんので、「新刀・古刀」だけで入札を始めました。
初めて個銘が当たったのは半年程してからでしょうか。あの時の喜びは未だに忘れられません。
そうしているうちに、1年半で「天位」を取ることが出来ました。90%マグレですけれども。
その回には全国的に名の知られた目利きの方も参加していたので、喜びは半端なかったですね。自慢です。
(が、天位を一度取ると、「天位の後の地獄」が待っています。それについてはまたいつか申し上げましょう)
さてさて、そんなこんなで位に絡むようになると、会の中でも名が売れ始め、重鎮の先生方から「ウチに刀を観に来なさい」と誘っていただけるようになります。
実は、刀の勉強はここからが本番です。
先生と一対一で、鑑定会方式で刀を鑑賞します。
支部会などでは1~2分で交代しなければならないところもありますが、ここではそういうことはありません。
じっくりと刀を観察し、刀を読み下し(刀の読み下しについてはまたご説明します)、最後に「〇〇でお願いします!」
当たったら「当たりです」間違えたら鑑定会と同じような答えをいただきます。入札は何度でも可能。
難しいものは最後まで答えが出ないこともありますので、一定の所で答えを教えていただく。
そして、その後にその刀の見所を詳しく解説していただきます。資料の御本をいただくこともしばしば。
これが楽しいんですね。
よく茶会で、大勢が集まっていただくことを「大寄せ」といいますが、支部の会はこれにあたります。しかし先生との一対一の会はまさに「一客一亭」。
入ってくる情報も、刀の観え方も、全く違います。
ここまで行って初めて刀の勉強です。
同じことが一流の刀屋さんでも出来るのは先日書いた通りですが、刀屋さんも御商売ですし、地理的にも播州からは遠かったりしますので...。
ちなみに二流の刀屋さんに行くと、変な刀を押し付けられたりするので注意です。
鑑定会を嫌がる方が多いのは存じ上げております。
が、鑑定会は、刀の勉強をするための篩(ふるい)です。本当の勉強はその先にあります。
そこまで行く方は1000人に1人ですね。
ただ、そういう方との会話は、物凄く楽しいのですよ!
あなたにその才が眠っているのかどうか、是非チャレンジしてみることをお勧めします。
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